やよいnews 12月だより
明けましておめでとうございます。
皆さま、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
今年は、コロナ禍での年越しだったため何だかちょっぴりいつもとは違った年越しでしたね。
弥生幼稚園もいよいよ昨日から3学期がスタートしました。
子ども達は、
「おせち料理食べたよ!」「お餅たくさん食べた!」と
いろいろなお話を聞かせてくれました。
さて、先月12月は、クリスマス一色の弥生幼稚園でした。
10、11日にはクリスマス祝会が行われ、
子ども達や保護者の方々と一緒にイエス様のお誕生を喜び祝いました。
やよい通信でもお伝えしたことがありますが、
今月のやよいnewsでは、そのクリスマス祝会について
少し詳しく子ども達の様子と共にお伝えしていこうと思います。
弥生幼稚園では、
年少さんが天使に変身してクリスマスソングを、
年中さんが聖歌隊に変身して讃美歌を、
そして年長さんは一人一つ役を決めて、ページェントの劇をし
クリスマス祝会としてイエス様のお誕生をお祝いします。
11月中旬。
各学年で祝会に向けての練習が始まりました。
まず、先生たちはよく
「クリスマスって何の日?」と子ども達に質問をしています。
すると、子ども達は
「サンタさんが来る日!」「プレゼントをもらえる日!」
そう答えてくれます。
子ども達にとってクリスマスは、年に一度の嬉しい日ですよね♪
しかし、私達が一番伝えたいことは、
神さまが私達にお与えくださったひとり子イエス様のお誕生日であること。
子どもたちに、絵やペープサートを見せながら
「実は、イエス様のお誕生日がクリスマスなんだよ」とお話をすると
「へぇー!」と、目をくりくりさせながら子ども達は話を聞いてくれていました。
【年少さん 天使の歌声】
天使さんに変身し、鈴を持ってクリスマスソングを3曲歌う為に
練習を重ねていきました。
年少さんにとっては初めての大舞台。
どんなことをするのか分からない状態での練習はきっとドキドキでいっぱいだったことと思います。
更に、鈴を持って決まった歌詞のところで鳴らすのは
案外難しいんです。
各クラスに戻ってからも、年中・年長さんのお兄さんお姉さんに教えてもらいながら
少しずつ歌を覚えていってくれました。
子ども達が、
“歌うことって楽しい!”“クリスマス楽しみだな!”
そんな気持ちになってもらえるように
「サンタさんにみんなが歌う声、届くといいな~!」なんて言いながら
練習を進めていきました。
本番も、とっても可愛らしい天使の歌声を私達に届けてくれた子ども達。
きっとサンタさんや神様にも届いたことと思います♪
【年中さん 聖歌隊】
聖歌隊さんは、年長がする降誕劇の中で4曲の讃美歌を歌います。
それぞれの讃美歌は、
イエス様が生まれた日の夜に広がる満天の星空 ♪おほしがひかる、
天使が羊飼いに、イエス様が生まれた知らせをする時の賛美 ♪いざうたえ、
馬小屋でかいばおけに眠る赤ちゃんイエス様を伝える ♪むかしむかしイエスさまは、
そして3人の天体を調べる博士がラクダに乗ってイエス様に会いに行くことをうたう ♪遠くの東から
このように、降誕劇の間でとても大切な役割を担っているのが聖歌隊さんです。
一曲ずつ練習を重ねていきながらも、讃美歌の歌詞はとても難しい…
“これ、どんな意味なんだろう?”
疑問に思っていた子はたくさんいたようで、
惜しい!と言ってしまうような歌詞の間違いが多くある歌もありました。
しかし、ひとつひとつストーリーや歌詞の意味を
先生がお話してくれる中で子どもたちなりに理解してくれました。
本番は、緑色に真っ赤なりぼんが付いた衣装を着て、
年長さんの降誕劇が一番見える、特等席に位置付いて
堂々たる聖歌隊さんを担ってくれました。
聖歌隊さんとしてページェントに参加してくれた年中さん。
年長さんがするページェントを全員が真剣な眼差しで見ていた姿は
すでに来年の年長さんに向けての階段を昇っているようでした!
【年長さん ページェント】
年少さん、年中さんと祝会の経験を積み重ね、
年長さんになるといよいよイエス様が生まれたときの様子、降誕劇(ページェント)をします。
年長さんは、
マリア
ヨセフ
お星さま
宿屋
羊飼い
天使
博士
の役の中から自分たちでなりたい役を一つ決めて、練習を進めていきました。
役を決めるのは、私たち大人ではなく、くじで決めるわけでもなく、
子どもたち自身で話し合いを重ねて役を決めていきます。
イエス様が生まれた時には、どの役も大切な役割をしていたこと、
神様が私たちに何を伝えたかったのか、
ひとつの役でも欠けたらイエス様はお生まれになれなかった…。
2000年以上も前に起こった話のことを、
小さな子どもたちに理解するよう促しても、なかなか理解しきれないものは
あると思います。
しかし、子どもたちなりに一生懸命理解しながら、
役決めを進めていきました。
どうしても、同じ役に複数人重なってしまうこともあります。
「わたし、絶対この役やりたい…」
そんな強い想いを、どの子も持っています。
しかし、ストーリーをしっかりと理解してくれているからこそ、
“譲る”という心も大切にしてくれており、こんな言葉も出てきました。
「いいよ。わたし、違う役でも!」
そして、譲ってもらったお友だちも、すぐに
「ありがとう」と“感謝”する気持ちが芽生えました。
こうやって、先生たちからの助言をもらいながら
約2日間かけて子どもたち自身で役を決めた年長さん。
自分の役に誇りを持って練習に取り組んでくれました。
約3週間もの期間、練習を頑張った子どもたち。
ある一人のお友だちから、こんなお話を聞きました。
「あのね、〇〇ちゃんと
わたし最初に頑張って大きな声出すから、〇〇ちゃんも頑張ろうって約束したっちゃん!」
そんなエピソードを話してくれた子どもたちの姿を見て、
自分のことだけではなく、お互いがお互いを支えあい、高めあいながら
子どもたち自身で練習に取り組んでいるのだと感じました。
そして、そう話す表情はとても自信に溢れたものでした。
その、大きな自信を持って本番に臨んだ子どもたち。
本番では、素敵な衣装を身にまとい
まるで2000年前にタイムスリップしたかのような立派な降誕劇を
私たちにプレゼントしてくれました。
きっと、どの学年の子どもたちも
本番は大好きな保護者の皆様も見に来て下さり緊張でいっぱいだったことと思います。
しかし、そんな中でもみんなでイエス様の生まれた日のことを思い
素敵なクリスマス祝会をつくってくれた子どもたちは、
終わった次の週からも、余韻は抜けることなく
各クラスでページェントごっこが展開されていたり
クリスマスソングを歌う子どもたちが後を絶ちませんでした。
神さまやサンタさんにも子ども達の姿、届いたかな~?
きっと届いたことでしょう!
また新たな一年のスタート。
1月も子ども達のどんな姿を見ることができるのか、今から楽しみです♪